考察と主観

頭に浮かぶあれやこれやをなんとなしに書き付ける

駆け上がる速度が速すぎて幸せを見失った

これは子供の頃の記憶。

父には仕事ばかりで夜遅く帰るので朝しか会わなかった。休日まで会社に行っていた。母には「家事も育児もどこの家庭も主婦がやっている」と言ったそうで、典型的な仕事さえしていれば責任を果たしていると言った姿勢だった。しかし、組合員は残業がつかないと言う謎のシステムにより、収入は就労時間に見合わなかったようだ。

母は家計を支える為、弟が小学校に上がってから運転免許を取り、仕事に通い始めた。いつからか、母は常に苛々している印象だった。

母の実家は新幹線を使う距離で行き来は楽ではなく祖母に心配をかけたくないので愚痴も言わなかったそうだ。父の実家は飛行機で移動するレベル。今で言うワンオペ家事育児、共働き。義父母の面倒を見なかった分、嫁としては軽かったなんて大変さを比べる必要はなく母はいっぱいいっぱいだった。沢山怒鳴られ叩かれたが、子供達が巣立った後の母はあんなに乱暴な人格ではない。

思春期の私は苛々している母に怯えていた。
色々と見えるように成ってからは「世の中の男が全て父のようであれば私に結婚しない」と、心に決めた。
(父は個人の資質として娘を受け入れられていなかった。父の常識から外れる子供の遊びの延長の実験を尽く否定する父に懐くことは到底できず、私は父に対し自分の心守るための盾を常に向けている状態だった。自分が間違っているとは思わない父は「お前の頭がおかしい」と言い放った。)
弟は父に対して殆ど記憶が無いそうだ。

「どこの家も似たようなもんだ」
幸福度が低い国らしい一般家庭。

一回のブログではまとめ切れない沢山の問題が絡み合っていると思う。