どんな着物を着ているかー着物のグレード
写真を乗せやすい着物ブログを立ち上げた方が良いのではと思ったけど、この気楽さが手放せない。。
年末年始の8連休中7回着物を着ました。ちょっと先に結婚式に参列する事が決まり、イイ年だけど友人として華を添えようかと変わり結びの練習を含めての7回です。
結婚式に参列となれば秘蔵の一つ紋の色無地(着物の種類)とちょっとのお出かけでは出せない帯の出番かと思うとワクワクします。←この一揃えが現代の一般的な着物に対する価格認識かと存じます。私もそうでした。でも、年末年始に着たものは結婚式に着るには少し格(グレードの様な物)が低いので気楽に着たい物。
先にざっくり女性の着物における種類の格をご紹介すると
ざっくりなのに今まで見た中で自作が一番細かいかもしれない状態に(汗)
色々な着物情報を拝見しますと色無地の紋の有無で格が変わるのに一辺に話そうとして伝わりづらくなっていたり、ベテランさんには出番が無さ過ぎて附下の紹介が省かれていて、かなり言葉を選ぶ方は「地方にもよる」とか全方位否定しない表現をされるところ。「お召」と女性の「袴」は不勉強でここに入れられません。化繊の着物はその他ではなく絹に代わるものになるべく開発が進められているようです。
6と7では使っている糸は6の方が良質なのにTPO談義を始めるとここぞで着たくなるブランド紬。恐らくは新品購入時頑張った価格の為。
7日本人は3大***が好きで世間には三大紬と言った呼び方が有りますが三番目ははっきりできません。そして大島紬は紬糸を使っていないので個人的には大島絣の方が分かりやすいのではと思う。
この表を作ったら、どんな色柄かが問題に見えてきました。
意外なのが、染め柄の無い無地(織柄が有っても織った後に単色で染められたもの)の格の高さ。ムラなく染めるのが難しい為か(暈しという狙ったムラは無地染めの一種だそうです)、わびさびの心から来るものなのか…この感覚は洋服には有りませんが、柄を抑えた方が上品とすれば世界共通認識になれるでしょうか。
小紋(6)は総柄。柄の密度によって飛び小紋と言われることもあるけれど、完成図を厳密に意識しない柄の入り方。
黒留袖(1)・色留袖(2)・訪問着(4)と附下(5)は着物になった時にの裾を彩るように考えて反物の状態で染めて有る。縫い合わせて柄が繋がるところまでは頑張っていないが左肩にも柄が入るのが附下(5)、縫い合わせて柄が繋がるように計算されつくされた(「絵羽柄」と呼ぶそうです)のが訪問着(4)。訪問着(4)に家紋を入れると色留袖(2)。絵羽柄に地を黒に染め家紋を入れるのが黒留袖(1)。
繊細な絹織物(「たれもの」とか「やわらかもの」と呼ばれるそうな)に手間を掛けたて格が上がっていくイメージ。
前置きの心算が既に長文なので、「どんな着物を着ているか-私が結婚式に着ていくなら」へ投げようと思う。