考察と主観

頭に浮かぶあれやこれやをなんとなしに書き付ける

申し訳ない

 私の主人は私と会う前に時々、女性週刊誌を読んで「男性は~だから」に「男性としては全く違うと言いたいけど、女性にはこう見えるのか」と女性の視点を興味深く見ていたそうだが、私の物の考えはかなり男性寄りらしい。

  最近、私か勤務する隣の課に業務応援の女性が来た。口調と言うか声の出し方や仕草が女性らしく可愛い。可愛いと言っても私より20位年上だし男性に紹介できるのとは違うのだが、御婆ちゃんとして可愛いのではなく、女性として可愛い。可愛いと、つい、揶揄いたくなってしまう。と思ってから、はた、オッサンみたいだ!と自らツッコミを入れてしまった。

 

 そんな私の容姿は手先など細部を取ると私より女性らしい男性もいるとは思うが、全体的にはよほど作りこまないと男性には見えない。胸部にプロテクターを付けライダーシャツにジーンズでヘルメットを被り、バイクに跨っても女性にしか見えてないのが分かる扱いを受ける。例えば、私は車と同じ速度で走っているのだが先輩ライダーの皆さんはもっとスピードを出すらしく私の後ろを走るがためにトロトロ運転しているように見えるの主人に追い抜きを掛けると前を私が走っていることに気づき、途端に申し訳ない会釈に変わったりする。

 

 中身が男性寄りの思考なので女性の井戸端会議は彼女たちが取り立てて珍しい話をしている心算が無いのに質問攻めにしてしまったり、そもそも興味が持てないので話を振られても大して考えが無いのがバレバレな事を言い浮いてしまうことが多い。黙って聞いているには、男性の雑談の方が面白かったりする。ところが、私が何食わぬ顔で同席すると男性陣には「迂闊な話は出来ないぞ」と緊張感が走る。私は私で女性として下の質問をされるのは面倒なので、見た目を利用して一方的に気を使わせたまま楽しく休憩させてもらってしまっている。